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『足跡でたどる恐竜学』

2009年01月05日 00:49

足跡(あしあと)でたどる恐竜学 (丸善ライブラリー)足跡(あしあと)でたどる恐竜学 (丸善ライブラリー)
(1991/06)
マーチン・G. ロックレイ小畠 郁生

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恐竜そのものが研究対象となり、その化石が発掘され、科学者たちがそのルーツを追うようになってな長くの年月が経つが、その足跡にスポットが当たるのには、長くの年月がかかってしまった。
そして20世紀の後半以降、この足跡の化石に大きな注目が寄せられるようになったのだ。

足跡とは化石の証拠の中で特殊なタイプであり、普通の骨などの化石である「体化石」ではなく、実際の恐竜が生きていたときの活動の証拠を示す「生痕化石」であり、そこから分かることもまた普通の化石とは異なる。
もちろん、大昔のことであり、推測部分も多い学問ではあるが、この体化石と生痕化石が補完し合う形で以前の研究より多くのことが読み取れるようになってきたのだ。

俗に言う「暗黒時代」についてもそうだ。ジュラ紀中期は体化石が世界的にほとんど発見されず、何らかのアクシデントにより多くの生物が存在できなかったという見方も強いが、足跡からたどると、その時代の地層には変わらず多くの恐竜の足跡が存在し、俗に言う暗黒時代にも恐竜が存在していた可能性が示唆されているのだ。

「探偵学のなかで、足跡を追跡する技術ほど、重要であるにもかかわらず、まったく無視されてきた分野はない。」
文中で紹介されているコナン・ドイルの言葉である。

何事においてもその分析のツールは1つではない。
既にある情報をどう分析に活かすか、恐竜でいえば既にある足跡をどう読み取るかというところが重要な視点であると思う。
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