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『読んでいない本について堂々と語る方法』

2009年07月27日 11:53


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「読書のパラドックスは、自分自身に至るためには書物を経由しなければならないが、書物はあくまで通過点でなければならないという点にある。良い読者が実践するのは、さまざまな書物を横断することなのである。良い読者は、書物の各々が自分自身の一部をかかえもっており、もし書物そのものに足を止めてしまわない賢明さを持ち合わせていれば、その自分自身に道を開いてくれるということを知っているのだ」本文中より。



初めに断っておくが、この本は「読んでいない本について堂々と語る方法」は教えてくれない。
ハウツー本として読み始めたならきっと後悔することになるだろう。
我々の「読書」について。そしてどういった心持で書物に向き合うべきかを考えさせてくれる非常に興味深い本である。

我々が本を読む際、どういった態度で読んでいるだろうか。
著者の体系立った膨大な知識を前にしてひれ伏し、神聖な思いでページをめくり、そこにある知を絶対的な知として受け入れているのではないだろうか。
日頃、客観的な知の習得を目的にしてしまいがちな読書において、読む中で創作者になるという視点の重要さを気付かせてくれる。

ボクも比較的多くの本を読む方であるが、多くの本をそのまま詳細に覚えておくことは難しい。
「本を読むこと」と「本を読まないこと」の違いはどういったものかも含めて、「読書」とはどういうものかを有意義な形で再定義してくれた本書に感謝である。
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コメント

  1. 一ファン | URL | -

    投稿できてますか?
    昨日の投稿が表示されてないので…

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