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『思考・論理・分析』

2009年07月11日 07:44

思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践
(2004/07)
波頭 亮

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「われわれが現実的に推論を行ったり論理構築をする場合に演繹と帰納は密接に結びついて機能し、正しい結論をもたらしてくれる思考の道具となってくれているのだ。そのとき、「現実的に正しいことだけが正しい」という正しさのルールを受けて論理構築の下支えをしてくれるのは、実は純粋論理的である演繹法ではなく、曖昧さと不確かさから完全には逃れることのできない帰納法の方なのである」



XEED社長の波頭氏の本気のロジカルシンキングの本。ちまたではやっているフレームワークがどうだとかMECEがどうだとか言った本とはちょっと一線を画した、論理学にも少し触れた濃い内容の本であるように思う。

題名の通り、「思考・論理・分析」の3つの抽象度の高い大きなテーマについて、「分かることは、分けること」の本書のもう一つのテーマに則って、分かりやすく展開していく。

引用にも用いたが、直観的にも演繹法の方が帰納法の方が抽象度が低くい、より角度が高いことは分かるが、結局演繹で用いるための大前提については帰納法を持ってしか導かれえないというのは、面白かった。根拠と結論の間の距離と確からしさがボク達の推論の価値を高めているという点は今後も意識しなければならない。

一方で、人間は期待効果やバイアスなどの心理的なものから逃れられないとも述べられる。
これこそ、”現実”をもとに分析を行うことの本質であり、”真偽”ではなく”確からしさ”をもとに分析を行う上でしょうがないことであるのだ。しかし、この心理的な面、特にその真実を追い求めようとする「執着心」がボクたちの推論にプラスにも働くのだ。

ゼミの卒論のデータ収集などに関してもCostとBenefitをまだまだ意識できず、データ収集のみに偏ってしまう自分がいる。「思考・論理・分析」があって初めて良い推論を展開できることを肝に銘じたいと思う。
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